■お客様がもっともご心配される費用
当事務所では、見積書により費用内訳を明確にし、お客様に充分ご理解をいただいた上で、受託し作業の着手をさせていただいております。しかし最近になり、作業場所や状況も告げず費用を尋ね、低価格だけを追求する匿名の電話が増えてまいりました。そこで、測量費用の違いについて、実際にあったケースを基に簡単にご説明させていいただきます。
・事例
平成5年頃に他の事務所において測量を完了し、境界が確定されている土地について、再分筆をしたいとの依頼で当事務所を訪ねて来られました。お客様のご説明では、境界は確定しているが、測量当時から杭なども入っておらず、記憶に頼る以外方法が無い中で十数年経ち、確定された境界が自分でもわからなくなったとお話されました。資料としてお持ちになった当時の図面には、現況の記載が全く無く、復元する事ができない簡略化されたものでした(下図左)
結局のところ、分筆するためには、もう一度全境界を再立会の上で確認する事以外方法が無く、当事務所により再度図面を作製し(下図右)、無事分筆登記を完了させる事ができました。
このように、簡略化させた図面(下図左)と復元性のある図面(下図右)には、測量や図面を作製するための労力、すなわち費用に大きな違いが生じることは、仕方の無い事実でこれこそお客様が自己責任で選択されるべきものなのです。
価値観が多様化している昨今、低価格を追求しがちではありますが、同時に低価格化によるリスクも伴っているという事を再認識し、本当に必要とする価値を自らのご判断で選択される事をお勧め致します。
お客様の大切な資産である土地を、次世代まで安心して使用するためにも当事務所では復元性のある図面をお勧めしています。
長い目で見れば、きっと最良の選択であったと喜んでいただける安心を当事務所では提供いたします。
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